2012年4月28日土曜日

Y33セドリックの塗装について質問させて頂きます。 現在黒の純正色のセドリック...

Y33セドリックの塗装について質問させて頂きます。



現在黒の純正色のセドリックに乗ってます。


この間右後ろのドアをコンクリートの塀にこすってしまい、塗装が剥がれ傷がついてしまいました。

なんとか自分でヤスリかけて日産純正色のKH3の缶スプレーで塗装したのですが、色が合いませんでした。

純正色と比べると少し白っぽくなりました。



そこで聞きたいのですが、 板金に出す以外でなんとか色を合わす方法ありませんか?

自分で出来る範囲でお願い致しますm(_ _)m







日産純正色KH3というのは、メタリックやパールマイカでしょうか?



メタリック等なら、表面にクリアが塗って有ります。

(黒の場合はソリッドでも、クリアが塗ってある場合も有ります。)



まず、クリアの有無で見た目がかなり違います。



又、スプレーで塗っただけで表面を磨いてなければ、これも違って見えます。





専門家でなければ調色は出来ません。

仮に出来たとしても、その塗料を塗るために専用のスプレーガンやエアコンプレッサー等が必要ですので、板金塗装に出した方が安上がりですね。



板金が必要が無い場合作業の手順として(かなり省略してますが・・・。)



・傷の角をなだらかに削る。



・拾いパテを塗り、乾燥後表面を磨き面を出す。



・サフェーサー(下塗り)を塗り、乾燥後磨いて面をだす。



・色を塗り、乾燥後磨いて面をだす。



・クリアを塗り、乾燥後磨いて表面を仕上げる。



となるかと思います。



ここまですれば、かなり色が合って見えると思いますよ。





磨きは、6000番位の細かいサンドペーパーから、荒磨ぎ~仕上げ用の数種類のコンパウンドが必要です。



塗る面積は、段々広くなり、クリアは(プロがやる場合)パネル一枚全面になります。



ゴミが付着してしまうリスク多大です。

(プロがブース内で塗装しても「ゴミ無し」はまず有り得ない!)





ここまでやるのは、大変ですね~!



拾いパテとサフェーサーを兼ねた「プラサフ」という下塗りが有ります。



マスキングをして、出来るだけ狭い範囲に、プラサフ→色の塗料→クリアの塗料 と塗って行っては如何でしょうか?

(途中の磨きは必須!最後は仕上げ用コンパウンドで充分に。)



プラサフ・色、クリアの塗料は重ねて塗れる(溶剤が違う)物にする必要が有ります。

(購入する店に相談して下さい。)



塗ってしまった缶スプレーの塗料は、その塗料を溶かす溶剤(シンナー等)で拭けば取れるでしょう。

(元々の車の塗装は、チャンとした塗装ならシンナーでは落ちません。)





塗装には『技術』と『道具』が、とても重要です!



私の回答のようにやって、余計酷くなっても責任は取れませんので、悪しからずご了承下さい(笑)。








少し白っぽくなったと言うのはツヤが出ていない状態ではないですか?しっかりツヤは出ていますか?

■自家塗装の場合の対策

①季節:湿度が低い11月~3月ぐらいの風の無い日を選ぶ。

②ボカシスプレー(どこのカーショップでも必ず売っています)を有効に使う。ボカシスプレーは色合わせに必需品です。

③コンパウンドでの磨きをしっかり行う。

④範囲が広い場合は傷のあるドア一枚全部塗装する方が目立ちません(板金屋は基本的に区画ごとに塗装してしまいます)。

⑤再塗装は完全に色が合う事はありません。

当方もスポイラーや部分塗装を良くしますがこの方法で結構うまく出来てますよ。



■補足について

・スプレー塗装した直後に塗装箇所と元の塗装の境目(30cmぐらいは余裕を)に広範囲に満遍なくスプレーします。

詳しいボカシ剤の使用方法はネットで検索すれば画像付きで出てくると思いますよ。

・スプレー塗装ですと乾いたあと目では分からないですが表面が波打っていたり、塗装が垂れたりする事がありますのでコンパウンドの前に耐水ペーパー1000番以上でならしてからコンパウンドを掛けるとツヤが出しやすいですよ。







経年もあるので完璧に色を合わせるなら、

板金に出すしかありません。

タッチアップペイントやボデーペンは新車時の色が基準です。

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