2012年5月4日金曜日

この証明の仕方であっているでしょうか? (問題) 直円錐Pは、直円錐Qをk倍に拡大...

この証明の仕方であっているでしょうか?

(問題)

直円錐Pは、直円錐Qをk倍に拡大したものとする。すなわち、直円錐PとQは相似で、相似比はk:1である。Q.Pの表面積を、それぞれ

S,S'とし、Q,Pの体積を、それぞれV,V’とするとき、次のことが成り立つことを示せ。

(1)S':S=k²:1 (2)V’:V=k³ :1



(証明)

直円錐Pと直円錐Qの相似比はk:1であるから

直円錐Qの半径をr、高さをh、母線の長さをℓとすると

対応する直円錐Pの半径はkr、高さはkh、母線の長さは㎘である

ゆえに

(1) S=πr²+πℓr=π(r²+ℓr)

S'=πk²r²+π*㎘*kr²

=πk²r²+πk² ℓr

=k²*{π(r²+ℓr)}

よって、S':S=k²:1



(2) V=πr²*h*1/3=1/3πr²h

V'=πk²r²*kh*1/3=k³*1/3πr²h

よって、V’:V=k³ :1 (終)



自分で気になるところは、円錐の側面積の式です。

側面積を早く出す方法として(母線*半径*π)と、裏わざとして覚えていたのですが、これって公式ですか?



よろしくお願いいたします。

高校数学Ⅰの図形と計量の単元での問題です。







直円錐Qの半径をr、高さをh、母線の長さをtとおくと

直円錐Pと直円錐Qの相似比はk:1なので

直円錐Pの半径はkr、高さはkh、母線の長さはktと書ける。



(1)S=πr^2+1/2・2πr・t

=πr^2+πrt

=π(r^2+rt)



S'=π(kr)^2+1/2・2πkr・kt

=πk^2r^2+πk^2rt

=πk^2(r^2+rt)

=k^2S



よってS':S=k^2:1





(2)V=1/3πr^2h

V'=1/3π(kr)^2kh

=1/3πk^3r^2h

=k^3V



よってV':V=k^3:1





円錐の側面積について

側面積は扇形で、

扇形の面積=1/2×扇形の半径×弧の長さ

で求まります。



扇形の半径=円錐の母線

弧の長さ=円錐の底面の円周



だから

扇形の面積=1/2×t×2πr

=πrt



結果的に母線×半径×πですね。








公式です。



直円錐の



(表面積)=πx(底面の半径r)x((底面の半径r)+母船の長さl)



=πxrx(r+l)

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