こんばんは、2ストのバイクに付いての質問です。
RZ、GT、SS、KHなど、
ノーマルの状態でチャンバーのみを交換した場合、
ぐずつく、かぶる等パワー特性に変化はありますか?
マフラーは、
●集合チャンバー
●独立タイプチャンバー(RZなら2本チャンバー、KHなら3本チャンバーなど)
を付けたと仮定して教えて下さい。
2Stのチャンバーは燃焼した後、燃え残っている生ガスをもう一度
エンジン内に戻す役目をしています。
エンジンから出た排気ガスは太くなった部分を通り過ぎ
サイレンサー手前の絞ってある部分で折り返しエンジンに戻されます。
チャンバーの長さ、太さ、広がり、または絞ってある部分などで
排気ガスがエンジンに戻されるタイミングなどが変わり
エンジン特性が変化します。
http://www.webike.net/sd/1056379/100011301135/
一般に全長が短いほど高回転出力型、
長くなるほど低回転出力型と言われています。
集合チャンバーはこのチャンバーの特性を
全く無視したもので出力が下がることはあっても
上がることはありません。
2気筒、あるいは3気筒が同時に爆発している訳ではありませんので
それぞれの排気の脈動がむちゃくちゃになるためです
たとえば1番の排気の戻りを2番の排気が打ち消してしまうのです。
もちろんエンジンに言い訳もありません。
チャンバーを付けた時にぐず付く、かぶるのは特性ではありません。
調子を崩しているだけです。
要は、キャブレターのセッティングが必要になります。
また、チャンバーは排気をもう一度燃焼室に戻すため
エンジン直後のマニホールド部分に耐熱布を巻き
なるべく排気温度を落とさないようにする
事なども効果的なチューンです。
こんなところで理解できるでしょうか?
2ストでチャンバーにした場合、ノーマルマフラーに比べて高回転までまわる感じになります。パワー感は別としてですよ。
そのかわり、低速か中速のどこかで息つきをしたり、パワー感がなかったり、ふん詰まり感が出たりするかもしれません。
これは、どういうことかというと、チャンバーを変えたことによって排気脈動が変わってしまい、エンジン特性に影響が出るためです。
その点、ノーマルは非常にバランス良くつくられており、キャブのセッティングとあいまってスムーズに加速でき、エンジンへの負担も少なくされています。
チャンバーはどちらかというと、中速から高回転を重視したつくりになってる場合が多いので、ノーマルのキャブセッティングのままだと
どうしてもガスが薄めになってしまいます。ですので、またイチからセッティングをし直さないといけません。
また、出来の悪いチャンバーだと、どこをどうイジってもノーマルより遅いのもありますから注意が必要です。
もちろんあります。
チャンバーはパワーバンドを、出力特性をかえます。またセッティングしなければエンジンを壊します。
集合チャンバーはチューンダウンパーツですのでとくに顕著です。
集合チャンバーは高回転型のエンジン、特にリードバルブエンジンとの相性は最悪です。
0 件のコメント:
コメントを投稿